ラーメン発見伝

 ラーメン好きなサラリーマンの主人公とヒロインがラーメン屋さんの悩みを解消する話。

 

 読んだことないけど、美味しんぼと同じ話のような・・・

 でも料理の話って似通ってきちゃうよね。美味しい料理を追求する話になるんだから。

 この作品を読むまでは、料理漫画って美味しいお店の紹介をする話や、味のウンチクを語る話だと思ってました。

 この作品の違うところは、ラーメン屋さんの現実を見た解決策が出てくるところ。麺を丼に移す順番で食感が変わるとか、スープの鍋はスペースの関係で2つしか置けないとか。ラーメン屋さんの仕事上どうしても改善できないところを工夫する話が多いです。

 また、海原雄山ポジションのライバルも魅力的です。

 見た目は禿げてる人です。

 時々主人公とライバルの間で対決があるのですが、主人公はマニアなので、入手が難しい材料使ったり、作る人の手間を増やしてしまったりと、美味しいんだけど、お店で売るのはちょっと課題が出てきます。

 一方のライバルはお店のプロデューサーなので、お店でのオペレーションも考えた策を出してくるので、だいたいライバルが勝ちます。良くて引き分け。

 このライバル、主人公を馬鹿にするのは良くある悪役ですが、馬鹿にするセリフにヒントを織り交ぜていたり、ラーメン屋さんでやってく上での重要なところをびしっと言ったり。主人公に優しい。

 海原雄山笹寿司とはまた違ったタイプのライバルでした。